ぶーちゃ

PSPを中心にゲーム大好きな20代。今までプレイしたタイトルは300以上(だと思います) PSPは100本以上はプレイ済。1つのソフトを長くやるよりも広く浅くやるタイプです。好きなジャンルはローグライク。苦手なジャンルはアクションです。

RPG レビュー記事

[レビュー!]【剣と魔法と学園モノ。】ウィザードリィ×学園の異色作!黒い部分は多いもの魅力もたくさん詰まった作品です!

2008年6月29日にアクワイアから発売された3DダンジョンRPG

ウィザードリィというコアなゲームに
学園と可愛いイラストを融合させた作品

ライト層からの流入を狙ったのかもしれませんが
良くも悪くも残ってしまったウィザードリィらしさが
それを阻害していました

それでも雰囲気はよく出来ていて
とっつきやすさでは成功と言えるのではないでしょうか

今回は【剣と魔法と学園モノ。

紹介&レビュー記事です。よろしければ最後までお付き合いください。

評価点

◆豊富なキャラメイク
◆一瞬でパーティが壊滅するなどのシビアな部分
◆入り組んだフロアマップ
◆シビアなゲーム性を緩和してくれるデザイン
◆錬金のシステム
◆薄味なシナリオはいい塩梅
◆サブクエストも豊富

不満点

◆難易度が雑
◆ソースコードの流用作品
◆流用元の不満点をそのまま受け継いでいる
◆隊列が戻らない
◆錬金に使用するアイテムを持っている必要がある
◆エリア間の移動が面倒くさい
◆お金の管理が大変
◆説明不足が多い

総合評価:B
↓私の感想はこちら↓

剣と魔法と学園モノ。のニャオミン先生との会話
[感想や雑談]【剣と魔法と学園モノ。】面白いが素直に褒めきれない作品

個人的評価:A こちらの記事は私の個人的な見解や偏見が含まれているので、予めご了承ください。 「評判は良いけど個人的に合わなかったな」 「評価低いけど意外と楽しめたぞ?」 って感じで世間の評価と個人の ...

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ストーリー

あらすじ

正体不明の地下通路
突如として世界中に張り巡らされ
色々なところを結んだそれは

この世界を変えてしまった

一攫千金を夢見る人は地下通路に挑み
沢山の財宝を持ち帰った

こうして出来上がった
「冒険者」という職業は
子どもたちの憧れになっていた

やがて、そんな子どもたちのために
「冒険者養成学校」が作られ
多くの子どもたちが
冒険者を目指し勤勉に励んでいた
そして今年もまた
冒険者に憧れる子どもたちが
その門をくぐろうとしている

説明書より引用

舞台

パルタクス学園

剣と魔法と学園モノのユーノ先生との会話シーン

ユーノ先生はパルタクス学園の先生

出典:剣と魔法と学園モノ。|ソフトウェアカタログ

学園はほかに2つあるが
ここに入学するところからゲームはスタートする

ここを拠点としてシナリオは進行する

地下通路

世界中に張り巡らされている
なぜ出来たのかは不明だが
財宝があったり
モンスターが居ることがわかっている

地下迷宮

地下通路の更に下に広がっている迷宮
基本的には地下通路とあまり違いはない

ゲームシステム

剣と魔法と学園モノ。の戦闘シーン出典:剣と魔法と学園モノ。|ソフトウェアカタログ

ウィザードリィと同じ3DダンジョンマップRPG
マップは自体は固定だが
どのマップがどの階層でくるかはランダム

一度歩いたところはマップに自動的に書き込まれる
歩いていないところは黒く塗りつぶされている

パーティ

パーティは最大6人
キャラメイクで作成したキャラクターを使用し
好きなように構成する

キャラメイク

剣と魔法と学園モノ。のステータス画面

例えばこのキャラクターは種族が「エルフ」で学科が「戦士」

出典:剣と魔法と学園モノ。|ソフトウェアカタログ

キャラは10種類の種族と15種類の学科から
自分の好きなように組み合わせをすることが可能

まず”種族”と”学科”を選択し作成する

種族によって上がりやすい能力があったり
特殊なスキルが使用可能

学科は”戦士”や”僧侶”などの
いわゆる職業
学科によって覚えられるスキルに差が出る

鑑定&錬金

宝箱の中身やや敵のドロップアイテムは
ゲットした段階ではどんなアイテムか確認することができない

鑑定スキルを持っているキャラに鑑定してもらうか
お店でお金を払って鑑定する必要がある

また、その中でもガラクタと呼ばれるアイテムは
鑑定しただけでは使用することができず
錬金をする必要がある

錬金は特定のアイテム同士を合成させ
一つのアイテムを作成すること

錬金をするのは主に武器と防具が該当します

クエスト

ストーリーの進行に関わる
メインクエストと

ストーリーに影響がない
サブクエストの2種類があります

どの順番でクリアするのかは自由
サブクエストは学園っぽいイベントも用意されています

評価点・不満点の解説

評価点

◆豊富なキャラメイク

種族10種類×学科15種類
学科で見た目は変わりませんが
種族では見た目が変わるので
自分の好みで編成するのも楽しいです

種族も男と女で見た目が変わるので
実質20パターン用意されています

男でしかなれない学科が2つ
女でしかなれない学科が2つ
存在するのでちょっと狭まりますが
それでも構成を考える上では十分な量です

◆一瞬でパーティが壊滅するなどのシビアな部分

剣と魔法と学園モノ。の戦闘シーン出典:剣と魔法と学園モノ。|ソフトウェアカタログ

ウィザードリィそのままなので
シビアな難易度を誇っています

下記しますが序盤の説明不足な部分を乗り越えたとしても
ザコ相手に一瞬で壊滅させられることもあり
いつでも気の抜けない調整が上手でした

◆入り組んだフロアマップ

マップは後半にあるほど複雑化していき
面倒ではありますが踏破しがいのある構造でした

単純に入り組むだけではなく
ワープでしか行けないところがあったり
暗闇の中を進む必要があったりと
色々な仕掛けが用意されており

考えながら進むのが楽しかったです

◆シビアなゲーム性を緩和してくれるデザイン

上記した通り、そこそこ高い難易度
心が折れそうになることもありますが

かわいいイラストのおかげで癒やされました

可愛いからって複雑なダンジョンを踏破するモチベーションになるわけではないのですが

サブイベントなどのモチベーションになりました
サブイベントを通してパーティが強くなることもあるので、結果的にゲームの進行を助けてくれていたかもしれません

◆錬金のシステム

アイテムを集める必要があったりして
面倒な部分でもあるのですが

強い装備を作りたモチベーションが
結果的にダンジョンに潜るきっかけになっていて

素材を集めてレベルアップして
装備作成して強くなって
そしたら難しいダンジョンに挑んで

この手のゲームはいかに飽きさせないかが重要だと思いますが
錬金のシステムは飽きさせない強い要因になっていると思いました

◆薄味なシナリオはいい塩梅

メインのストーリーは
シリアス調で進んでいきますが
終始あっさりとしているので
感動とかはなかったです

ですが今作は殆どゲーム性で勝負しているところがあるので(あとイラスト)
シナリオが引き立て役みたいな扱いで丁度良いと感じました

変に脱線したり、長引いたりしなかったのも良かったです

◆サブクエストが豊富

剣と魔法と学園モノ。のニャオミン先生との会話出典:剣と魔法と学園モノ。|ソフトウェアカタログ

サブクエストの種類が豊富で
なおかつ平和的な依頼内容が多かったのが良かったです

落としたラブレターを拾ってきてほしいとか
珍しいお酒を探してほしいとか
面倒なものが多いものの

青春っぽいというか学園っぽいというか
イラストと相まってとても良い雰囲気でした

不満点

◆難易度が雑

一瞬で壊滅してしまうようなシビアな部分は高評価なのですが
ボス戦に関してはかなり雑だったので不満点です

例えば
フロアのザコ敵は1ターンで対処できるくらい
育ったパーティでそのフロアのボスに挑戦しても
1ターンで壊滅させられるような感じです

ボスはかなりの自動回復をおこなってきますし
全体攻撃も繰り出してきます

極めつけは回避率が異常に高く
なんとか耐えても攻撃すらさせてもらえません

合体技の「集中砲火」を使用すれば
確実に先手が取れる上
攻撃も必ずヒットするので

救済措置だったのかもしれませんが
それなら最初からボス戦の難易度を調整してほしかったです

◆ソースコードの流用作品

平たく言えばパクリですね
「ウィザードリィエクス2 ~無限の学徒~」
というPS2のソフトのソースコードを
ほぼ丸写ししているのが発覚しています

ウィザードリィエクス2 ~無限の学徒~の
開発・発売をしたマイケルソフトはソフト発売の前後倒産しており
有耶無耶になったそうです

ゲームカタログwikiの余談の項目に詳しく載っていますのでご参照ください

◆流用が甘い

先程申し上げた流用に関してはこれ以上言及はしませんが

流用元の用語を使用していたり
表現が流用元のままだったり
まるまる変える気もなかったりと

その甘さが目立っていたようです
私はウィザードリィエクス2 ~無限の学徒~
をプレイしたことがないし
このことをプレイした後に知ったので
特に違和感とかはなかったですが

ウィザードリィエクス2 ~無限の学徒~
をプレイ済の人はおそらくすぐに気づけると思います

ほぼ、丸パクリなら最初から作る気がないと取れるので
ゲーマーからしたら非常に残念なポイントです

◆隊列が戻らない

パーティには前衛3人・後衛3人という隊列があり
前衛は攻撃されやすいので体力の高い人を配置
後衛は魔法使いなどを配置とするのが基本です

気絶や恐怖などの状態異常にかかると前衛も後衛も最後尾に強制的に移動しますが、
戦闘後に回復をしても配置がそのままです

なので、一々隊列を戻す必要がありかなり面倒くさかったです

◆錬金に使用するアイテムを持っている必要がある

アイテムはそれぞれに生徒が持てる数が決まっており
それ以外のアイテムは道具袋に入りますがそれでもあまり多くはないです

持ちきれないアイテムや持ち歩く必要がないアイテムは全て倉庫に預けるのですが
錬金をする時に一々アイテムを出す必要があります

何が必要なのかを確認しながら取り出すこともできず
アイテムを取り出すのも一気に行うことができないです(長押しで取り出せるが細かい調整などは不向き)

更に、錬金するためにはアイテムを生徒か道具袋に入れてある必要があるため
沢山錬金をするときなどは何度か往復することもあり
非常に煩わしかったです

◆エリア間の移動が面倒くさい

剣と魔法と学園モノの移動ポータル出典:剣と魔法と学園モノ。|ソフトウェアカタログ

基本はパルタクス学園から進むのですが

一度行った街などに向かうのに
地下道を通る必要があります

地下道は踏破していればショートカットが開けているので
そんなに面倒ではないのですがはっきり言って何度も通る意味はないですし
4つ向こうの街に向かう時なんかは4つの地下道を抜ける必要があって手間でした

さらに地下道を移動するたびにロードが挟まるので余計に時間を喰ってしまいプレイ時間が間延びしてしまった印象です

一応一度行った街に飛べるアイテムもあるのですが
あるアイテムと交換する必要があり
そんなに沢山手に入りません

せめて学園と学園間のくらいはできたら良かったのになと思います

◆お金の管理が大変

今作は非常にお金がかかります
序盤はめちゃくちゃにお金が足りませんし

それを乗り越えてもずっとお金に困っていました

店売りのアイテムが高かったり
そもそもお金があまり手に入らなかったり

特に錬金はかなりのお金がかかるので
お金の管理が非常に大変でした

◆説明不足が多い

私はウィザードリィシリーズ未経験なのでなんとも言えないですが
今作の評価をネットで見る限り良くも悪くもウィザードリィらしい作品のようです
(流用しているので当たり前っちゃあ当たり前ですが)

学園モノの要素を取り入れ
イラストも可愛くてライトなゲーマーが手に取りやすいにも関わらず

かなりの説明不足だと言えます

まず、いきなり殆どほっぽりだされますし
キャラメイクとかもよくわからない状況でスタートします

やって覚える系のゲームだとは思っていましたが
ほとんど何も解説されないままゲームは進行するので
根気が必要です

剣と魔法と学園モノは移植している?

ダウンロード専用で

「剣と魔法と学園モノ。 Anniversary Edition」

という名前でSwitchに移植されています

BGMの変更や鑑賞
イベントで戦ったモンスターと再戦する闘技場
など様々な機能が追加されています

誤植などは改善されたのかな…?
わかりませんが興味のある方は是非

まとめ

剣と魔法と学園モノ。のタイトル出典:剣と魔法と学園モノ。|ソフトウェアカタログ

ソースコードの流用という行為がある作品ですが
そこまでの問題にはなっていません

きっと元の開発者の耳にも入っているはずですし
マイケルソフト内でも色々と問題があったようで
有耶無耶になっています

ちなみに
ウィザードリィエクス2 ~無限の学徒~制作スタッフチームは作品制作後マイケルソフトを退社し、別会社を立ち上げました(現エクスペリエンス)

まあ、そのことはさておき

今作はかなり粗い部分が目立った作品でしたが
それと同等に魅力も詰まっていました

色々な構成ができるパーティも
入り組み複雑化していくダンジョンも
気の抜けないボス戦も

すべて難しいながらにやっていてとても楽しく感じれる部分

ボスの難易度や錬金お金の問題など調整不足が多く見られたのが残念でしたが普通に遊ぶ分には楽しめる作品でした

ジャンル:3DダンジョンRPG
発売日:2008年6月29日
対象年齢:A(全年齢対象)
発売元:アクワイア
開発元:ゼロディブ
値段(定価):4,800円

 

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