ぶーちゃ

PSPを中心にゲーム大好きな20代。今までプレイしたタイトルは300以上(だと思います) PSPは100本以上はプレイ済。1つのソフトを長くやるよりも広く浅くやるタイプです。好きなジャンルはローグライク。苦手なジャンルはアクションです。

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【レビュー】『侍道ポータブル』

侍道ポータブルのタイトル

出典:侍道ポータブル|ソフトウェアカタログ

2008年9月19日にスパイクから発売されたアクション・アドベンチャーゲームです。

PS2で発売された『侍〜完全版〜』の移植作品ですが、移動速度の上昇や追加キャラなどの変更や追加点があります。

今回は『侍道ポータブル
紹介&レビューです。最後まで、ごゆるりと。

ストーリー

あらすじ

明治初期。ごく僅かだがまだ侍が存在していた時代。
六骨峠では2つの勢力が争っていた。

六骨峠一帯を治める『黒生家』は経済的に貧している。
黒生家は貧困な状況を脱するため、自身が保有する高炉【アラヤシキ】を政府に売却しようとしていた。

赤玉党』は打倒政府を目標に、高炉を奪取して軍事力の強化を図る。
そして2つの勢力が決戦を果たさんとする2日前、1人の侍が六骨峠にやってくるところから物語は始まる。

キーワード

主人公

出生も何もかも不明な侍。
プレイヤーの行動次第で侍としての真価が問われる。

黒生家(くろふけ)

六骨峠一帯を治める武家。当主は黒生鉄心(くろふてっしん)
かつては羽振りが良かったがその面影はなく、今は経済的にかなりまずい状況。
製鉄業に乗り出したが失敗。残存した高炉を売却することで復活を目指す。

赤玉党

黒生家に歯向かう集団。党首は吉兆(きっちょう)
打倒政府を企てる不平士族の集まり。高炉を軍事力の強化のために奪取しようと考えている。

高炉【アラヤシキ】

ポルトガル人アラヤシが発明した製鉄高炉。
アラヤシ式=アラヤシキと呼ばれる。

システム

戦闘

侍道ポータブルの戦闘シーン出典:侍道ポータブル|ソフトウェアカタログ

□ボタンで【弱攻撃】
△ボタンで【強攻撃】
Rボタンで【ガード】

基本はこの3つ。
1つの剣に対してコマンドが振られておりそれぞれ使い込む事によって新たなコマンドが開放される。

最初に選択した難易度にもよるがゴリ押しだけではクリアできない程度のやりごたえ。

探索

六骨峠は8つのエリアから構成されている。
それぞれに時間帯やそれまでの進行状況によってイベントが振り分けられておりプレイヤーの行動次第で展開やエンディングが変わる。

行動

前記した『イベントにどう関わるか』の他にも会話の返答やプレイヤーの行動でエンディング後の評価が変わります。
侍らしい行動をとることが肝心。

マルチエンディング

エンディングは複数に分かれている。
黒生家が赤玉党を制圧するエンディングやどちらの勢力にも属さずに迎えるエンディングなど。エンディング分岐は前記した行動によって変わる。

鍛冶

侍道ポータブルの刀のステータス画面出典:侍道ポータブル|ソフトウェアカタログ

刀には武器の種類とステータスがある。同じ名前の刀でもステータスが異なる場合がある。
鍛冶では刀の壊れにくさを表す『硬度』や攻撃力などをあげることが可能。今作ではたくさん刀が手に入るので使い捨てのような扱いで戦うことも可能ではあるが気に入った刀を大切に扱うことも出来る。

感想&レビュー

歩むアドベンチャーゲーム

シナリオの大筋は同じだがプレイヤーの行動しだいでエンディングが大きく変化する。例えば「1つの勢力に加入→任務を放棄し加入した勢力を裏切って幹部と戦う→もう一度同じ勢力に加入」なんて狂ったことも出来ますし「1つの勢力に尽力する」ことも可能。

フィールドはそこまで広くないのでオープンワールドゲームのような自由はないですが、狭いからこそ幾重にも張り巡らされた伏線やイベントを逃さないように出来ているので六骨峠に渦巻く状況をしっかりと味わうことが出来ました。

惜しかった周回ゲー

侍道ポータブルの甘栗出典:侍道ポータブル|ソフトウェアカタログ

今作はシナリオが1周では全て見ることが不可。六骨峠を渦巻く現状の全貌を見ることが出来ないので1周目は「??」でエンディングを迎えることになりました。ただ、その「??」を解決するために2周目は別の勢力に加担したり違う行動を試したりするので周回プレイをするモチベーションになります。少しずつグットエンディングに近づく手応えが楽しいです。

周回において所持金は持ち越せませんが所持していた刀を持ち越すことは可能。お気に入りの刀や強化した刀が持ち越せるので1周目で倒せなかった相手や手こずった相手が倒せるようになるので周回するごとに周回が楽になり、作業感がある程度拭えます。

ただ、ムービーがスキップ出来ないので何度も同じムービーを見ることに。周回が前提なのでその辺りの配慮があればもっと洗礼された作品になっていたと思います。

ちょうどよい難易度の戦闘

侍道ポータブルの知床との戦闘シーン

出典:侍道ポータブル|ソフトウェアカタログ

戦闘はガードやコマンド技を駆使しなければ勝てない程度の難易度。ザコ敵でも良い刀を持っている場合ゴリゴリ体力が持っていかれるので油断が出来ません。ガードを崩し大技を当てたり敵の攻撃をいなして体勢を崩したりと『』ではなく『』で戦うのが楽しかった。

後半は乱戦になることがあるが敵に囲まれている場合でも攻撃してくる敵は一人だけ。賛否両論ありそうですが私は袋叩きになったら難易度が鬼上がると思うのでこのシステムで良かったと思います。ただ、こちらの大ぶりの攻撃は複数の敵にヒットするので上手に活用するとボスを楽に倒せたりします。

刀の硬度のステータスが曲者。ガードやガードされた時に硬度のメーターが上昇しMAXになると硬度が1下がります。硬度が下がるとメーターが短くなり硬度が下がりやすくなる、硬度が0になると刀が折れダメージを与えることもガードすることも不可能になってしまう。なので防戦一方やゴリ押しが通じず、戦略が必要になっていました。

キャラの魅力に追いつけないグラ

キャラクターはどれも魅力的で悪人もいるが憎めない人もいる。1つの勢力に加担すると相手側が悪に見えるが逆の立場になると考えが180度変わったり、2つとも悪に見えたり。同じシナリオでも別の見え方が出来るのはキャラがしっかりたっているからだと思います。

めし処を営む『すず』という女の子がいる。容姿端麗で色々な男に狙われながらも元気に振る舞う、放おっておけない存在。いわゆるヒロインってやつです。が。グラフィックが粗いからか正直いって可愛くないです。敵が「美しい娘ですが…」って言ってて「え?」てなりました。すずちゃんファンがいたらごめんなさい。

まとめ

周回前提のゲーム性とシナリオが楽しい。ムービースキップできない点はいただけないが。
シナリオも時代や侍としての生き様などを描いていて面白い。少しずつ紐解く六骨峠の実情もドラマがあった。

簡単すぎず、難しすぎない調整の戦闘はあっぱれ。苦手な人も得意な人も楽しめると思います。

シナリオは深いが周回のおかげで手軽に遊べる作品でした。

ジャンル:アクション・アドベンチャー
発売日:2008年9月19日
対象年齢:C(15才以上対象)
発売元:スパイク
開発元:ゼロディブ・アクワイア

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